ぜん息について

ぜん息とは?

ぜん息は気道に慢性的な炎症があるために、健康な人に比べて気道が狭く空気が通りにくくなっており、ホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激で、咳や痰(たん)、息苦しさなど、さまざまな症状がみられる病気です。

ぜん息はどうして悪くなるの?

ぜん息患者さんでは、気道に慢性的な炎症がある状態が続くと、ますます気道が刺激に過敏になって、症状の急な悪化(発作)が起こりやすくなったり、症状が重くなったりします。
発作の回数が増えると、発作のたびに傷つけられた気道の組織は不完全に修復され、気道の壁が厚くなって、さらに気道が狭くなり発作が起こりやすい状態が続くという、悪循環が起こってしまいます。このような状態にならないために、早めに十分な治療を行って、重症化をさせないことが大切です。

ぜん息はどうして悪くなるの?

ぜん息の重症度について

咳や喘鳴(ぜんめい)、息苦しさなどのぜん息症状の頻度や強さ、呼吸機能の測定値などによって、軽症間欠型・軽症持続型・中等症持続型・重症持続型の4段階に分けられています。

出典:一般社団法人日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会 監修:喘息予防・管理ガイドライン2018

ぜん息の治療って?

ぜん息の治療は、発作を起こさないために、気道の慢性的な炎症をおさえる「吸入ステロイド薬」による治療を基本に、気道を広げて呼吸を楽にする「長時間作用性β2刺激薬」など複数の薬を一緒に使い、症状をコントロールしていきます。ぜん息の治療は症状がないときでも気道の炎症をおさえることが大切なので、毎日薬を継続します。
毎日、薬を続けていても症状が起きてしまったときは、症状をしずめることが最優先となり、狭くなった気道をすみやかに広げる「短時間作用性吸入β2刺激薬」などの発作を抑える薬が使われます。

ぜん息の治療薬

長期管理薬 (コントローラー) ・ぜん息症状をコントロールするために毎日使用する吸入薬や飲み薬。
・気道の炎症を抑える薬や、狭くなった気道を広げる薬が使われます。
・症状がないときも気道に炎症があるため、症状の有無に関わらず毎日、薬を続ける必要があります。
吸入ステロイド薬:気道の慢性的な炎症を抑える薬。
長時間作用性β2刺激薬:気道を広げて呼吸を楽にする気管支拡張薬。
ロイコトリエン受容体拮抗薬:気道の慢性的な炎症を抑え、気道を広げる飲み薬
長時間作用性抗コリン薬:気道を広げて呼吸を楽にする気管支拡張薬
上記の薬剤でもコントロールできない場合に用いられる薬
経口ステロイド薬:ぜん息症状の予防や重症のぜん息発作に用いられる薬。短期間の間欠的服用が原則です。
生物学的製剤:ぜん息の気道炎症の原因をターゲットにした薬。2~8週間に1回、専門医で注射や点滴で薬の投与が行われます。
発作を抑える薬 ・ぜん息発作を抑えるために使われる吸入薬。
・気道を短時間で広げることで、呼吸を楽にします。
・気道の炎症を抑える働きはありません。
短時間作用性吸入β2刺激薬:狭くなった気道を速やかに広げる薬。

ぜん息についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ チェンジ喘息!

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