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専門医からのメッセージ

Messages From Doctors

空気がもっと楽に、たくさん入ってくる世界を
ぜひ患者さんに実感してほしい

広島アレルギー呼吸器クリニック 理事長/統括院長 広島アレルギー呼吸器クリニック八丁堀 院長 保澤 総一郎(ほざわ そういちろう)先生
広島アレルギー呼吸器クリニック 理事長/統括院長 広島アレルギー呼吸器クリニック八丁堀 院長

保澤ほざわ 総一郎そういちろう 先生

保澤先生は、広島において、日々多くの患者さんの診療にあたるぜん息治療のエキスパートです。日本喘息学会理事、喘息診療実践ガイドライン作成委員、日本アレルギー協会評議員も務めていらっしゃいます。

ぜん息は10人に1人が患う、よくある病気です

ぜん息とは、どのような病気でしょうか?

ぜん息は人口の約10%にみられる病気で、あらゆる年齢層で発症します。患者さんからの訴えでよく聞くのは、夜、咳が止まらない、呼吸音がゼーゼーするといった夜間症状です。気道上皮にダメージを受けているためウイルスが侵入しやすく、風邪をひきやすくなります。風邪をひくとぜん息の状態も悪くなるという悪循環に陥って、仕事や家事などが思うようにできず、ストレスを溜めこんでしまうことにもなります。
患者さんが比較的若く、社会的にアクティブな年齢の方が多いこともぜん息の特徴です。そのため、仕事の都合で受診しにくいなど、慢性疾患でありながらなかなか治療に結び付きにくい、あるいは治療が続かないという問題もあります。

治療の基本は、気道の炎症を抑えること

どのようなメカニズムで、ぜん息にかかるのですか?

ぜん息は慢性的な炎症によって気道が狭くなる病気です。この炎症は好酸球やリンパ球などのさまざまな免疫細胞が中心となって生じており、とりわけ好酸球がぜん息に対して悪玉であることが近年の研究で分かってきました。好酸球の働きが活発になって暴走し傷つけた気道が、非常に敏感になって症状が悪化してしまう、というわけです。

ぜん息の治療法について教えてください

主な治療薬として、気道の炎症を抑える作用のお薬と、気管支を拡げる作用のお薬があります。現在、多くのぜん息患者さんが使っている吸入ステロイド薬は、気道の炎症に直接作用し、少ない用量で、炎症をもたらす物質やそれによる炎症を鎮めます。吸入ステロイド薬でも症状をコントロールできない患者さんや、吸入薬をうまく使えないために効果が得られない患者さんには、改めて服薬指導をして吸入薬の効果が得られるようにします。

吸入ステロイド薬だけでコントロールできないときは?

高用量のステロイド薬などを使っても症状のコントロールが不十分であったり、救急搬送や入院が必要となったりする重症ぜん息の患者さんに対する治療方法には、気道炎症をひき起こす物質のみをターゲットにする「生物学的製剤」という選択肢があります。病状に合わせて適切な治療薬を選べば、より早く症状のコントロールを得ることが期待できます。

ぜん息の専門医にご相談を

最後に患者さんへのメッセージをお願いします

ぜん息の患者さんは、さまざまな症状や生活の支障があっても、これぐらいは仕方ないとあきらめている場合もあるようです。そのような方でも、症状が改善する可能性はありますので、もっともっと空気が楽に、たくさん入ってくるような世界があることを実感していただきたいと思います。治療を受けてはじめて「こんなに楽になるとは思わなかった」といった患者さんの声もよく聞きます。まずはご自身のぜん息の状態を正確に知るために、ぜん息の専門医のところで一度検査を受けてみるのもいいかもしれません。そのうえで、専門医にぜん息治療について相談していただければと思います。

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  • 近畿大学病院 特任教授/病院長(近大病院統括)

    東田とうだ 有智ゆうぢ 先生

    近畿大学病院 特任教授/病院長(近大病院統括) 東田 有智(とうだ ゆうぢ)先生
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    藤田医科大学 名誉教授 豊田地域医療センター 院長 堀口 高彦(ほりぐち たかひこ)先生
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    筑波大学 医学医療系 呼吸器内科 教授 檜澤 伸之(ひざわ のぶゆき) 先生
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    保澤ほざわ 総一郎そういちろう 先生

    広島アレルギー呼吸器クリニック 理事長/統括院長 広島アレルギー呼吸器クリニック八丁堀 院長 保澤 総一郎(ほざわ そういちろう)先生
  • 山口大学大学院医学系研究科 呼吸器・感染症内科学講座 教授 山口大学医学部附属病院 病院長

    松永まつなが 和人かずと 先生

    山口大学大学院医学系研究科 呼吸器・感染症内科学講座 教授 山口大学医学部附属病院 病院長 松永 和人 (まつなが かずと) 先生

まずは、ぜん息の状態を
よく知ることがとても大切です。