
ぜん息の治療目標は、
「健康な人と変わらない日常生活を
送ることができることを目指す」です。
少し良くなったからといって治療をやめてしまうと、
気道の炎症が再び悪化し、
またすぐに発作が起きてしまうことがあります。
発作が起こらない状態を長期間続けるためには、
ぜん息の原因である炎症を抑える治療を
続けることが重要です。
出典:喘息予防・管理ガイドライン2024
ファセンラの治療を始めたが、「薬が効いているのかわからない」「いつから効き始めるか知りたい」と疑問に感じられている方もいらっしゃるかと思います。
気道炎症が軽減され呼吸が楽になるファセンラの効果を実感できる場合もありますが、効果をどれだけ実感できるのかや、その時期は人それぞれです。
薬の効果が気になる方は、医師に相談してみましょう。ファセンラはあなたのぜん息の原因のひとつとなる好酸球を除去する薬ですので、好酸球数を測ることによって、変化を感じられる場合もあります。
また、ご自身のぜん息症状を記録することもおすすめです。ぜん息症状の記録を見直すと頻度や強度が減っていることが確認できることもあります。ぜん息症状の記録には、LINEの「ぜん息症状記録」を活用いただくと、受診の際に医師に記録を見せることも簡単にできて客観的に評価してもらえるでしょう。
ぜん息の原因のひとつは気道の炎症です。現在のところ、気道の炎症が起こらないようにぜん息を完治させ、二度と症状を起こさせないようにする薬はありません。
ぜん息治療で大事なのは、気道の炎症を抑える治療を続けることです。
治療をやめてしまうと気道の炎症が悪化してぜん息が増悪してしまう恐れがあります。
ご自身の判断で治療をやめずに、先生の指示に従ってきちんと治療を続けましょう。

あなたの医療費は、自治体の助成などで負担が軽減できるかもしれません。
ファセンラの医療費は患者さんの収入や利用できる医療費制度によって変わるため、
あなた自身の医療費を確認できる治療費コンシェルジュに電話して、相談してみてください。
ぜん息症状がひどくなり増悪が起こった場合、予定外の受診や入院が必要となれば、医療費がかかることもあります。また、ぜん息症状によって会社や学校を休んでしまったり活動ができなくなったりと、目に見えない費用がかかる場合もあります。
治療を中止すると、気道の炎症が悪化してぜん息症状がひどくなる可能性も考えられますので、医師の指示に従いながら治療を続けましょう。
足立 滿ほか:アレルギー・免疫. 19:1562-1570.2012
咳や息苦しさで眠れず辛い、ぜん息で予定が合わずイライラ・・・と、さまざまな悩みを抱かえているぜん息患者さんにとって、新しいお薬の効果を期待し、いつ効果が出るのかを知りたいと望むのは当然のことです。
どのお薬でもそうですが、効果がいつどのように出るのかは患者さんによって違います。
しかし、先生の経験とあなたの症状や検査値などを基に、ファセンラの効果が期待できる大まかな時期の目安や、「こうなったらお薬が効いてきたということですよ」というサインを教えてもらえるかもしれません。
少しでも気になることは、ためらわず先生に聞いてみましょう。

気道の炎症が軽減され呼吸が楽になるなど、ファセンラの効果を実感できる場合もありますが、いつどれだけ効果を実感できるかわからないと、不安になることもあるかと思います。効果を知るためにも、治療を始めてからの変化をよく観察することをおすすめします。
ひとつの方法は、好酸球値を測ることです。
ファセンラはあなたのぜん息の原因のひとつである好酸球を除去する作用があるお薬です。好酸球値を測ることで変化を感じられる場合もありますので、先生に相談してみましょう。
また、日々のぜん息症状を記録することもひとつの方法です。症状の記録を見返すことで、ぜん息の頻度や強度が減っていることを確認できることもあります。

日本では原則として全ての人が公的医療保険に加入することになっています。医療費の自己負担額はファセンラのお薬代も含めた総医療費の1~3割となります。
それでも自己負担額が高額になる場合は、患者さんの状況によって高額療養費制度や付加給付制度などの医療費助成制度が利用できます。
また、確定申告により医療費控除を受けることで、所得税を軽減できることがあります。

※このグラフはイメージです。制度の適用が受けられないケースもあります。
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好酸球は白血球のひとつで、健康な身体では寄生虫などから身体を守る働きをしていますが、ぜん息では症状の悪化の元として働いてしまいます(1)。
ぜん息患者さんの気道では好酸球が増えていることが多く、好酸球が出すタンパク質が気道炎症の元となり、ぜん息増悪(発作)が起こりやすくなります(2)。
ぜん息の基本的な治療薬である吸入ステロイド薬は、この好酸球を減らす作用があります(3)。
また、あなたが使っているファセンラは、好酸球が活性化するのを防ぎ、好酸球を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞を呼び寄せ、好酸球を除去することが報告されています(4)。
「好酸球の値が高いこと」があなたのぜん息の原因なら、好酸球を減らす、あるいは一旦取り除くことが重要です。
好酸球の数は血液検査などでわかりますので、気になる場合は先生に相談しましょう。
ご自身に合ったぜん息治療を続けたり、ぜん息が起こる原因を避けたりすることによって、ぜん息症状が出ないようにすることを「ぜん息をコントロールする」と言います(1)。
ぜん息のコントロールには「良好」「不十分」「不良」の三段階があり、ぜん息症状の頻度や増悪(発作)治療薬の使用回数、呼吸機能検査の値などでどの段階かが決まります(2)。「コントロール良好」は、ぜん息症状が全くなく、増悪(発作)治療薬も必要とせず、ぜん息症状が起こることを気にすることなく活動できる状態を言います(2)。
ご自身で「コントロール良好」と思っていても、実際には「コントロール不十分」であることも少なからずあります(3)。ぜん息のコントロールを評価するためのチェックリストや呼吸機能検査の値などから客観的に評価することが大切です。
自身のコントロール状態に疑問や不安がある場合は、先生にきちんと相談することをおすすめします。あなたに合ったぜん息治療を続けて、「コントロール良好」の維持を目指しましょう。
ぜん息の診療では、先生があなたの状態を知ることがとても重要です。症状を伝える際は、どんな症状がいつから、どんな頻度で起こっているのかを伝えましょう。ぜん息の症状が出たときにきっかけがあったのか、あった場合はどんなきっかけで起こったのかを伝えることも重要です。
初めてかかる病院の場合は、症状のことだけでなく、現在治療中の病気や他の病気を疑うような症状、ご家族の病歴、ご自身と家族の喫煙状況、ペットを飼っているかどうかも伝えましょう。
あなたが日ごろから気になっている症状や体調の変化をメモにとっておくと、問診の際に伝えやすくなるかもしれません。
ぜん息のお薬はご自身の判断で勝手にやめたり減らしたりしてはいけません。お薬の減量や中止は必ず先生の指導のもとに行う必要があります。
「もう症状は良くなったので薬はいらないのでは?」「いつまでぜん息の薬を続けたら良いのだろう?」「薬を減らしたい」など、治療を継続することに疑問を感じたり、中止や減量を望む時は、必ず先生に相談しましょう。

救急受診のタイミングを含め、ぜん息が悪化した場合の対応についてはあなたのぜん息重症度や使っている薬剤などによって変わってくるので、先生に確認する必要があります。
具体的に指示を書いた自己管理計画書(アクションプラン)を作成してもらうとわかりやすいですね(1)。アクションプランには「どんな症状になったら受診が必要か」などが記載されています。
ただし、次のような場合は、ためらわずに医療機関を受診しましょう(2)。
ぜん息の増悪(発作)や症状の悪化は急に起こり予測できないことが多く、一度でも経験した方は、「また起こったらどうしよう・・・」と不安になるものです。
特に緊急の受診が必要になったり、また、入院が必要になった経験があれば、なおさらです。少しでも不安な気持ちや疑問があれば、先生に聞いてみてくださいね。
お薬の効果は人それぞれで、ぜん息の増悪(発作)がなくなると言い切れる先生はいないでしょう。
しかし、あなたのこれまでのぜん息の増悪(発作)回数や程度、その状態と、先生の経験やいろいろなお薬の治療報告からこれからの見通しを聞けるかもしれません。
また、ぜん息の増悪(発作)をなるべく起こさないために、お薬のことや、日常生活のアドバイスなども先生に聞くと良いでしょう。

ぜん息では、ゼーゼー、ヒューヒューといった症状だけでなく、その影響で眠れなかったり、仕事に支障が出たり、家族に迷惑をかけて心苦しく思ったり、友人たちとのお付き合いができなかったり・・・と、辛い思いもされてきたことと思います。だからこそ、ぜん息になる前の生活に戻りたいと願うのは当然です。
ぜん息が治まったらどのような生活を送りたいのか、どのようなことをしたいと思っているのかを先生に伝えることは、先生にとってもどのように治療を進めていくべきかの参考になります。
ぜひ仕事のこと、家族のこと、趣味のこと、これらのことをどんな風にしたい、あるいはどんな風になりたいのかを先生に相談してみてください。
「寛解」とは、症状が落ち着いて安定した状態のことです。治療を受けずに無症状の場合でも、治療を続けていて症状が出なくなった状態でも「寛解」と言います。
ただし、「寛解」は「完治」と同じではなく、「寛解」したからと言って病気が治ったわけではありません。ぜん息は症状が治まり長い期間にわたり治療が不要になっても再発することがあるため、「完治」や「治癒」ではなく「寛解」という言葉を使います。
再発を防ぎ寛解の状態を長く維持するためには、日ごろからご自身の様子をよく観察していただく必要があります。また、定期的に検査を受けたり、お薬を続けることも大切です。
ぜん息の治療は続けることが大切です。
ぜん息の原因のひとつは気道の炎症です。現在のところ、気道の炎症が起こらないように、ぜん息を完治させ、二度と症状を起こらないようにするお薬はありません。
ぜん息での治療で大事なのは、気道の炎症を抑える治療を続けることです。
治療をやめてしまうと気道の炎症が悪化してぜん息が増悪してしまう恐れがあります。
ご自身の判断で治療をやめずに、先生の指示に従ってきちんと治療を続けましょう。


